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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第5章 体育祭!!



それを見て、私も緑谷君の所へと行った

















「………最悪」























「予選通過は上位43名!
残念ながら落ちちゃった人も安心なさい、まだ見せ場は残されてるわ!
そして次からいよいよ本戦、第2種目よ!!」

ミッドナイトが高らかに言う

そして、それと同時にモニターには次の種目の名前が映っていた




「騎馬戦?」

「参加者は2人から4人のチームを自由に組んで、騎馬を作ってもらうわ
基本は普通の騎馬戦だけど、1つ違うのが先程の騎馬戦の結果に従い、各自にポイントが振り当てられること」


つまりはポイントを沢山集めた騎馬が決勝に進めるという事だろうか




「そして1位に与えられるポイントは…………」


ミッドナイトは息を大きく吸って言った




「1000万!!」

「「!」」


その途端、皆の緑谷君を見る目が変わった




「うわぁ……」


(出久君絶対狙われてる………って、それは私もか)





周りを見る

男子に女子
普通科にヒーロー科


ありとあらゆる肩書きの人達が私をギラリと見つめていた




「……はぁ」

本当に最悪だ

これじゃ逆に悪目立ちしてしまう




そもそも、私が普通科に入ったのはヒーローになりたくなかったからだ
だから個性を隠して弱個性生徒として過ごすつもりだったのに、これでは隠すことなんて無理に決まってる
おまけに、たぶんC組全員に私の個性の"嘘"がバレているからひがまれたりするだろう



「…………」












『相澤先生の頼みも聞いてやったしね』










ふと、風磨の言葉を思い出す




「頼み………頼みって…」





ひとつ、ある可能性が浮かんだが、すぐにそれをかき消す
きっと考えても問いかけても答えてはくれない






(とにかく今わざと落ちなきゃ絶対後悔するっ!!)








今の私は切羽詰まっている

なぜなら皆私を獲物のように見つめてくるからだ




「………コワイ」




その心からの声は、誰にも届くことはなかった




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