• テキストサイズ

【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第5章 体育祭!!




「いい加減降ろさないと空から叩き落とすよ!!」

「相変わらず口悪ぃなあ…
それに安心しろよ」

「何に?!」

「俺はもう充希に堕ちてるから♡」

「ひぃぃぃ!
やめてやめて!!鳥肌が立つ!!!」

「でーへーへー、充希ちゃ〜ん」

「キモイってば!!」




さっきからずっとこの調子だ

悠々と空を飛んではこんな会話をして、離れようとしているのに離れられない




(力強すぎない!?)






「このまま1位になったら嫁に来てよー」

「行くわけないでしょ馬鹿!」

「やー、やっぱりしっくり来るわ〜
もうね、俺の嫁は充希以外考えらんない」

「知らないよ!」

「ははは
ああそれと、全国放送なのに本性丸出しでいいの?それとも"お姉さんの仮面"はもう付けてないとか?」

「はっ!」

「……忘れてたんだ」


風磨のせいで忘れていた

さっきまで笑っていたのに無意識に素を出してしまった






(せっかく約束したのにっ………)







笑うのは
ずっと笑顔で居続けるのは、約束なんだ





ーーー どんな時でも笑顔でいて





そう、約束した


だから、どんな時でも笑っていた





笑顔だけは崩さなかった

敬語で猫被りをする時も、素を出して話す時も



なのに、それを破ってしまったら


















と、そこで








「俺の先を行くんじゃねえよスカし野郎ッ」

「悪ぃが抜かさせてもらうぞ」






声がした


次の瞬間、前方には2人組の男子がいた





「糸仲!」

「轟君?!爆豪君も!」

「てめえはさっさと降りてこいや!!」

「無茶言わないでよバカ豪!」

「殺してやるから降りてこい灰色頭ぁ!!」


突如現れた轟君と爆豪君

轟君は氷を使って、爆豪君は個性の爆破で起こる爆風を使って先頭を走っている



「お?なになに?俺のライバル?」

「あぁ?何言ってんだあいつ」

「はは、変な奴みたいに言うなよー
それと、さっさと先を行かない所を見る限り、充希を取り戻しにでも来た?」

「「………」」


(え?ちょっと、なんで黙るのよ)



風磨の挑発のような問いかけに、2人は少し黙った





/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp