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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第5章 体育祭!!




(体力は自信あるけど、個性は隠しておきたいからなぁ)




私はヒーローにはならない
なりたくない



















『充希………ヒーローに、なって?』


















それがたとえ姉の願いだとしても、私は






「…………………」







(まあ適当に頑張ろっと……)




準備を整える



とにかくヒーローにはなりたくないので、ここでわざと落ちればいいのだ








「頑張りましょうね2人とも」

「「うん!/もちろん!」」


沙織と千春が元気よく返事をしてくれる
2人が精一杯頑張ろうとしているのを見ると、ちょっとだけ罪悪感が浮かんできた
だって私は、手を抜こうとしているのだから






「スタート!!」

「!」


ミッドナイトが高らかに告げるので、慌てて走り出す




(危ない危ない、遅れるところだった)


そのまま2人と一緒に走る







少しして、実況が楽しそうに話す

《さ〜て実況してくぜ!
Are you ready?ミイラマン!!》

《無理矢理呼んだんだろうが》


相澤先生とマイクさんだ
同期なだけあってさすがに仲がいい
なんだか聞いているとふふっと笑えてきてしまう




《早速だがミイラマン!序盤の見どころは?!》

《今だよ》




2人の言う通りだ



「沙織、千春、飛びますよ」

「え?」

「飛ぶ?」


指輪のワイヤーを操り、ちょうど向こうの障害物に引っ掛ける


「えい」

「「ぎゃぁぁ!!」」

2人を私の体にもうひとつのワイヤーで巻き付けて、高く飛躍した

その瞬間、地面が凍りついた
まるでスケート場のようになり、氷に足を取られた生徒達が抜け出そうと必死になっている

が、私達は空に浮かんだので巻き込まれずにすんだ

「おおぉ!!すごいすごい!充希すごいよ!」

「人がゴミのようだ!!」

「沙織、バルスしちゃいますよ」

「目が!目がぁぁぁぁぁぁ!!」


と、沙織がふざけた所で地面に降りる

さすがに氷漬けにはなりたくない
まあここからゆっくりすれば良いだけの話



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