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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第5章 体育祭!!



風磨が言う


『充希ー、俺達ヨリ戻そうぜー?
せっかくこうして久しぶりに話せたんだし良いだろ?』

「良くないよ、どうしてそんな思考に至るの」

『俺は充希を愛してるもの』

「それでまたストーカーしてみなさい、ぶっ殺してやるからね?」

『充希になら何されても大歓迎だよ!!
・:*+.(( °ω° ))/.:+』

「……よし、切るね」

『お願いします充希様!!どうか切らないで!!』

「……しょうがないなあ」


あまりにも懇願するように言ってきたので、仕方なく繋げる事にした

私としてはあまり話したくないのだけれど昔のよしみと言うやつだ
一応は相手をしてやる







『充希ー』

「ん?」

突然風磨が言う


『友達は出来た?』

「……」



友達は出来たか?


彼はどういう意図でそう言ってきたのだろう







(友達かあ…)


沙織や千春と仲良くなった

一緒に遊ぶほどで、この前は服を買いに出かけた
2人とは完全に友達だ
親友と言えるほどだとも思う






あとは














『梅雨ちゃんと呼んで』

『よろしくね糸仲さん!』

『充希さん、一緒にお弁当食べませんか?』

『出久で良いよ、糸仲さん』

『この肉じゃがは…もぐもぐ…上手いな…もぐもぐ…』

『おい灰色頭、ツラ貸せや』

『今度俺と一緒に遊びに行こうぜ!』

『これ!うちの大好きなバンドなんだ!』
























「…………」

『え?何?なんかまずいこと聞いちゃった?』

「……ううん、そんな事ない」

『へ?』

「出来たよ、友達
それも沢山
いっぱい友達が出来た」

『……………そっか、良かったね充希』

「うん」


自然と頬が緩む



皆とは一緒にいてとても楽しかった

私の嫌いなヒーローになりたいと願う人達だけど、すごくすごく楽しかった
辛いことも悲しいことも、何もかも忘れられるほど、幸せなのだ








『そっかあ、いっぱい出来たのか〜
じゃあライバル増えちゃうな〜』

「はい?ライバル?」

『充希を好きなライバル♪』

「はいはい」

『くぅ!相変わらずの"ツン"だな!
でもそこが好きだ!』

「耳元で叫ばないでよ…」

『ははは』





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