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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第5章 体育祭!!




小3から小4まで、私は父親の件があり、周囲の目に耐えられなくなった
どこへ行っても哀れまれたり蔑まされたり、子供の私には耐えられなかったのだ


なので、それを感じ取った相澤先生の提案により、転校することになった

転校と言っても孤児院に近い範囲にある学校で、したところで意味なんてなかった
同級生達は私を見る自身の親の目を見習って、同じように接してきたのだ



でも、そうはならなかったのが風磨だった
彼は唯一普通に接してくれた
そして風磨自身が人気者ということもあり、周りの目は彼を中心に変わっていった


もちろん嬉しかった
嬉しかったのだが















『充希ー!結婚してくれー!!』

『無理』

『くぅ!やっぱり意思は固いようだな…
だが俺は負けねえ!絶対お前を嫁にするぜ!!』

『はいはい』

『冷たい!!でもそこが良い!!!』

『(ドン引き)』












驚くほどの、"M"だったのだ





(思い出したら寒気がする……)






という事で、彼はずっと付きまとって来ていたのだ

私にとってもそれがもはや日常で、嫌だとは感じなかった
むしろ「ああ、またか」というような感じだった


そして、そんな日がずっと続いていくんだと思っていた











けど、風磨は突然引っ越した














遠い遠いアメリカに









「…………………」


自分でも思うが、たぶんその事があって余計に人と壁を作るようになったかもしれない






『つーかお前もお前だろ?なんで俺の番号着巨にしなかったんだ?』

「ド忘れだよ、興味無さすぎて忘れてたの」

『ひでえなあ……まあ、そこがいいけど』

「それまだ治ってないんだ……」

『俺は充希がいないと死んじゃう病だから治らないよ♪』

「楽しそうに言うなこの野郎」

『ははは』


相変わらずだ

なんだか昔みたいで調子が狂う



でも、今の私は昔のようには接する事は出来ないだろう
風磨がいなくなった事が原因で、私はより「姉の顔」を作るようになったのだから



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