• テキストサイズ

【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃


相澤目線




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「本当にすまない相澤君、私がもっと早く来ていればこんな事には…」

「平気です
幸い死傷者は出てないし、あのヴィラン相手に良くやった方ですよ」

「しかし…肝心の君の体は重症だ
それに、糸仲少女も………」

「…………」



さっきの戦闘から数時間が経過した

相澤は今包帯でぐるぐる巻きにされながらベッドにいる

そして目の前ではオールマイトがトゥルーフォーム
いわゆる通常時の姿で申し訳なさそうに謝ってきていた



彼が発した「糸仲少女」という単語に、相澤は黙る





(あのバカが…無茶しやがって)

正直、まさか充希が来るだなんて思わなかった
そもそもクラスだって違うのだ
普通科の彼女がいきなりあんな場所に来たら誰だって驚く



オールマイトが言った

「糸仲少女は勇敢だったと聞いた
たった1人にもかかわらず、君を守るためだけにヴィランと戦ったそうじゃないか
君は良い教え子を持ったな」

「まだまだ生意気なガキですよ」

「それにしては随分と肩入れしているように思えるな
いつも冷静な相澤君らしくない」

「……ただの気分です」

「………そうか
まあそういう事にしておくとするよ」

「………………………」


つくづく鋭い人だ
NO.1ヒーローは勘までも良い
恐らく相澤と充希の間の"秘密"に関しても、彼には知られているだろう



相澤がオールマイトの弱点を知るように、オールマイトも相澤の弱点を知っている



ちょっと不機嫌になったので、相澤はオールマイトに言った


「人の事勘ぐるより、あなたは早くしっかりとした教鞭が取れるようになってください
あと遅刻しないように」

「ぬぐっ!それは、努力しよう……」

オールマイトはトゥルーフォームならではの下がった触角を、さらに下げてしょんぼりした



(なんなんだよその触角は……)


ずっと気になっていたのだ。










しばらくオールマイトと今回の事について話していると、急に強く扉が開いた 




ガタンッ!



「「!」」


(なんだ?)




/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp