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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃




「終わった……」

ヴィラン達は消えた

死人も、見たところ出ていない


相澤先生もA組生徒も皆無事だ


「良かったぁ…………」


安心して気が抜けてくると、倦怠感が身体中に襲いかかる



「充希さん!無事だったのですね!」

「うェ〜!!」

安心もつかの間

後ろから、百ちゃんと上鳴君が私に向かってかけてきた


「大丈夫なのですか?!こんなに青白くなって…!」

「大丈夫だよ百ちゃん、ちょっと吐きそうなだけ…」

「見たところその程度じゃないでしょう!」

「うェ!」

百ちゃんに便乗して上鳴君までも怒るように叱ってくる

あまりの気迫さに、何も言えなかった








ふと思い出す

「そうだ、相澤先生は大丈夫……?」

「先生なら大丈夫だってさ
怪我が酷いらしいけど、後遺症の心配はないって」

「そっか……ありがとう切島君」

「おう」



ホッとした

元々ここに来たのは相澤先生の為でもあるのだ



また、涙が浮かんでくる


すると

「わっ」

「てめえは何辛気臭せぇ顔してんだ」

「バカ豪さん……」

いきなり爆豪君が頭を叩くように手を置いてきた
しゃがみ込んでは同じ目線になって、相変わらずの鋭い目付きで見据えてくる


そして、私が「バカ豪」というと、ピキピキと青筋を立てていく

「よしおめぇ殺してやるから立ちやがれ」

「お、落ち着けよ爆豪」

「そ、そうだよかっちゃん
いくらなんでも今の糸仲さんに無理させるのは良くないよっ」


爆豪君の荒ぶりに切島君と緑谷君が仲裁に入ってくれる

彼はそれを見て軽く舌打ちして「冗談に決まってんだろ」と2人をなだめた










「君、大丈夫かい?」

「え?あ、はい」

突然、救助班らしき人に話しかけられた



「君がここで1番無理をしたと聞いている
随分青白いけど……立てるかな?」

「あ……」

「無理そうか……
それじゃあちょっと待っててくれ、すぐに学校でリカバリーガールに治してもらうようにするから」

「ありがとう、ございます」


お礼を言う

しかし、段々と意識が朦朧としてきて体が寒くなってきた


これは本当に危険かもしれない





「まずいな……この子をすぐに運び出すぞ!」

男の人は部下らしき人達と協力して、私をすぐに学校まで運んでくれた




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