• テキストサイズ

【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃




「落ち着いてください、よく見れば脳無に受けたダメージは確実に現れている
まだ使える手下も残っています
あと数分もしない内に増援が来てしまうでしょうが、あなたと私で連携すればまだやれるチャンスは十分にあるかと」

「うん、そうだな…そうだ…やるっきゃないぜ
目の前にラスボスがいるんだもの」

黒霧の的確な言葉に死柄木は乗ってしまった
出来ればこのまま帰って欲しかったが、そうはいかないらしい




切島君や梅雨ちゃんが「今のうちに他の皆を助けに行こう」と言うが、私は首を縦に振らなかった
振れなかったのだ

そもそも自分自身が重症なのでどこにいても足でまといになる
相澤先生のいる出入口に行って大人しくしてたいが、動けそうにはない

それどころか立てそうにもなかった









そんな時だった

「来たか」

オールマイトが笑う

彼の視線を辿る





「ごめんよ皆、遅くなったね、すぐ動ける者をかき集めてきた
1ーAクラス委員長飯田 天哉!ただいま戻りました!」

眼鏡をかけた真面目そうな男の子がたくさんのプロヒーローを連れて来た



中にはパーリーピーポーのあの人までいる



「マイクさん!?」

「おお!無事だったか充希!
急に学校抜け出しやがってこの野郎!!内申点下げてやるからな!!」



普段はおちゃらけてるくせに、こういう時は教師らしく脅迫してきた

まあ、あの人はこういう人だ



今度彼に虫をあげてみよう。





そんな事を考えている内に、来てくれたプロヒーロー達はヴィランを圧倒していく


それはもちろん死柄木と黒霧にも見えており、さすがに撤退することにしたようだった



「今回は失敗だったけど、今度は殺すぞ
平和の象徴オールマイト!」

オールマイトにそう叫ぶと、次に私を見据えてきた



「充希って言うんだな
今度会ったらゆっくりお茶でもしよう」



寒気がする
でも、彼は言い続ける




「俺が、お前をヴィランへ連れて来てやる」

死柄木は笑ってそう言い残し、去っていった









そのまま、ヴィラン達は跡形もなく消えた



/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp