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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃





しばらく飛び続け、おそらく敵から逃げてきたであろう緑谷君と梅雨ちゃんともぎもぎ頭の子を見つけた




急いで彼らに上空から話しかける


「ッ緑谷君!」

「糸仲さん!?どうして…」

「説明はあと!!相澤先生はどっち!?」

「えぇ!?あ、あっち!」

「ッ」

「待って!駄目だよ糸仲さん!」


制止の声を無視する


相澤先生が危ないのに
どうして行かないなんて選択が出来る?



今の私は考える暇もなく、本能のまま動いているのだから








(見つけた!)



「相澤先生ッ!!」


名前を叫ぶ


でも、遅かった




「ぐっ……なんで来た…このバカがっ」




夢で見たとおり、相澤先生は重症だった


頭からは血が流れ、体がボロボロになっている
骨も折れているようだった




あれでは到底戦えない










「……………」


何も言わず、私はただ相澤先生に近付いた

そして





ビリッ


「ッ、なんの真似だ」

「回復です、神経が切れそうなので
それだけなら私の個性で繋げることが出来ますから」

「………おい充希、どうした」

「………どうもしません」

「嘘つけ、くっ…
明らかに、動揺…してるじゃねぇか」

「…………」


回復が終わった
何とか切れかかっていた神経を電流で繋げることが出来た






その時


「おーおー、先生想いの良い生徒じゃん
何?禁断の愛ってやつ?」


声がした
敵の声だ


そちらを見る

気持ちの悪いほどの不気味さを纏った男
身体中には手が付いており、見るだけで吐き気がしそうだった

そのまま立ち上がる


「お前何考えてんだ、さっさと…」




「逃げろ」
そう聞くか否か

私は敵に襲いかかった







次の瞬間、目の前には手男の顔があった

「は?」

「死んで」


ザッ!

全力の速さで鎖を突き刺す



だが、手応えがない


「ッあぶね!」

声の方を見る
すると、手男は反対の方向にいた

おそらくワープしたのだ


「なんと危なっかしい
さすがのあなたでも反応出来ませんでしたか」

「速すぎる
あれじゃ俺の個性と不利だ」

「では連携して、彼女を抑えましょう」



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