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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃




スッ




すると母は、どこかを指さした



「え?」



そちらを見る






「……………相澤先生?」



何故かそこには、相澤先生がいた





「母さ…」




いない

振り返っても、母はどこにもいなかった





(どういう事?)











『がぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

「!!」


悲鳴が響く
痛みに悶絶する声






「相澤先生!?」





またその人の元を見ると、今度は血まみれになって倒れていた





「なっ」








『やめろ、早く逃げろ』









相澤先生はこちらを向いて言う

でもそれは「私」に言ってるんじゃない













『すまない』













「ッあい……!」



名前を呼ぼうと叫んだが、それは届かなかった





もう起きようとしていたから















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ガタッ!!


「充希!?」

「いッ!」




夢から覚める

そこは、いつもと何ら変わらない教室




「ちょ、ちょっと大丈夫!?」

「………」


大丈夫と聞かれても答えられない

頭が混乱して何が何だか分からない




「相澤先生が…………」

「え?」



でも、分かるのはひとつ

相澤先生が死にかけていたということだけ



夢だと分かっているのに
考えすぎだと思うのに




やけにリアルなあの光景が、頭に焼き付いて離れない




「………っ行かなきゃ」

「え?ちょっと充希?」


千春が心配そうに問いかけてくるも無視する

答える余裕はない








急いで駆け出す

「すいません先生、早退しますっ」

「ん?おぉ、いいよいいよ」

「はぁ!?ちょっと先生!止めてくださいよ!!」

「えぇ〜、でも顔色悪かったよね〜」

「だからって!!」




後ろで千春と先生のやり取りが聞こえるが、振り返らなかった








校門を出る


「っあ!すみませーん!!」



ちょうど、外を走っていたタクシーを捕まえる





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