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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃





朝の登校時間

いつも通り教室に入り、千春と会話する



「おはよう〜」

「おはよう千春
沙織は相変わらず寝坊ですか?」

「ううん、なんか足捻挫したみたいで病院行くんだって」

「足を捻挫って…
何かあったんですかね?」

「やー、元々軽く捻っただけらしいんだけど……
ほら、沙織の所また新しく3つ子が生まれたでしょ?」

「ああ、そういえばそうでしたね」

千春の言葉で思い出す

確かに、沙織の家はまた新しく子供が生まれていたのだ
しかも3人


長女1人に次女2人、そして今度は年の離れた長男3人が出来てしまったそう
その話を聞いた時、取還一族はどうなっているのだろうとすぐさま思った

今度は4つ子でも生まれるのでは?


「それでその3つ子達がまたやんちゃらしくてさー
怪我した足に乗っかられて悪化したんだって」

「あーらら」


生まれたばかりの兄弟にそんな事をされるとは
沙織も災難だ







「糸仲さーん、ちょいと手貸してくれんかね」

「ああ、はーい」

地理の教師に声をかけられたので、千春との会話を打ち切って授業の準備を手伝う


地理担当教師はご老人で、腰が真っ直ぐ伸びない方だった
だから教師の手伝いをする係というものがあって、その地理の教師を手伝うのが私なのだ

「ありがとねー、もうワシじゃてっぺんまで届かないんだよー」

「あはは…」

大きな世界地図を黒板の上まで張り巡らせる

磁石をつければもう完成だ



「おぉ、やっぱり係さんはいいねー
ありがとう」

「どういたしまして」

「それじゃあ席に着きなされ〜
準備だよ〜」


ヨボヨボ


「……………」


大丈夫だろうか?



































「えー、アイスランドは通称氷の島
北極に近いので極寒の寒さなんですねこれが………」


授業を受ける


「………………」


とても暇だ
この辺の課題はもう済ませているので今更聞いても意味が無い

だけど一応授業は受けなければいけない

しかもこの教師、とても遅い
単元の進むスピード学校とてつもなく遅いのだ
ご老体に無理をさせるつもりは無いが、出来ればもう少しだけと思う



(早く終わんないかなー)



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