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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第4章 襲撃



にしてもあの食べっぷりは見ていて気持ちのいいものだった

彼のLINEも、その時に交換したのだ






(まさか命に関わることだったとは…)

そんなに大きな問題だったとは思わなかった
まあ命があって何よりだ




『駄目か?』

彼のその一言で現実に戻される

慌てて返事をした

「あー、お誘いは嬉しいんですが、あいにく先約がありまして」

『そうか…』


返事の声が少し低かった
断られて落ち込んだのだろう


「………」

ちょっと悪い事をしてしまったかもしれない

(んー、せっかく誘ってくれてるし…)



「………その後なら大丈夫ですけど、どうします?」

『! 本当か?』

「はい、予定はたくさん空いてるので」

『じゃあ』

「ふふ、分かりました、一緒にご飯食べに行きましょうね」

『あ、ああ』

「空いてる日はまた轟さん達の訓練が終わり次第に連絡しますので、その時に都合を教えてください」

『分かった』

「それではまたー」


ピッ


電話は電子音を立てて切れる


「ふぅ」


まさか轟君がそんな事を言ってくるなんて
びっくりした
彼はこんな柄じゃないと思っていたのに、全然違った



「まぁ、仲良くなれるのは良い事ね」



疑問は沢山湧いてくるが、そう言い訳して無視する

いちいち考えてたらキリがない
なんせこの学校は、曲者揃いのヒーロー育成校なのだから







「さてと、お弁当はパンにしようかな」


エプロンを締め直して気合を入れる


やっぱり今日は小麦の気分だ
新鮮な野菜やハムや卵をパンで味わいたい





(…………)





「…………相澤先生の分も作っとこ」


一応その程度の気遣いはしてあげた






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