• テキストサイズ

【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第3章 1年A組の彼等



珍しく相澤先生がキレている

8年も一緒にいたのだ
その変化は簡単に分かった





皆が話しかけてくる

「大丈夫糸仲ちゃん?」

「はい、平気です
心配してくれてありがとう」

「そんな!当たり前の事だよ!
にしてもまさか糸仲さんに当てようとするなんて…」

「あいつにとっては気に入らないんだろうな
爆豪は無駄にプライドが高すぎる」

「だからと言ってやりすぎじゃないか?」


皆口々に「爆豪」という生徒に不満を漏らしている
なんだか彼は評判が良くないようだ




すると、「緑谷君達」以外の生徒が不満を漏らしている
が、すぐさま相澤先生が答えた


「緑谷達は俺の言った意味をしっかりと理解していた
俺は言ったはずだぞ?人質を救出しろとな」

「あぁ!?だからしてんじゃねえか!」

「出来てないから言ってるんですよ」

「「!」」


金髪君の疑問に答える

皆こちらを一斉に見たが、気にしてはいられなかった



「てめぇ今なんつった?」

「だから、相澤先生が出した課題の"人質救出"をしようともしていないって言ってるんですよ」

「は?なんだそりゃ」

「あはは、だってあなた達、人質を助けようともせず相澤先生を抑える事だけ考えてたじゃないですか?
もちろんチームワークは良いと思いますけどね」

「……」

「その点、緑谷さん達はちゃんと相澤先生の指示を理解してました
なら、必然的に彼らが合格するでしょう」

「チッ」

金髪君は渋々ながらも納得したようで、舌打ちはしたが黙った


(これでいいかな…)






頃合を見計らって言う

「それじゃあ、私帰りますね」

「あ?まだ終わったばかりだろうが」

「それでも帰ります、相澤先生の猫ちゃんのエサもあげないとでしょう?」

「………」


笑顔で会話を終わらせる

最後、色んな視線を感じたが、一度も振り返らなかった







/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp