• テキストサイズ

【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第3章 1年A組の彼等



個性「抹消」
プロヒーロー、イレイザーヘッドは相手の個性を無効化する
凝視してから瞬きするまで、相手の個性を消すことが出来るのだ

まあ、ドライアイなのがもったいないのだが…




もぎもぎの男の子は個性を封じられたため動けない
しかし、彼のおかげでイヤホンの女の子の捕縛布は取れた


(お!もう助けてもらえるかな?)


が、それは淡い期待だった


「どいとけ耳郎!!」
「っ」

黄色い髪の男の子が何故か叫ぶ

イヤホンの子は言うことを聞き、その場から離れた


(もしかして……)

ある可能性が頭に浮かぶが、それは杞憂で終わって欲しい


そう願っていると、黄色い髪の男の子は体から電気を発生させた


「おぉ」

素直に感心する
相澤先生をとりあえず失神させるつもりだろう

が、そんな単純な攻撃に引っかかるほど、彼は間抜けではない



ポイッ

「あ」

黄色い子をぶん投げた!


彼は慌てるが、もう遅い
全員ありったけの電気を発生させる



ビリビリ!!





ポシュゥ……




電気を放出しすぎてしまったのか、変な音を立てて彼は頭から煙を出していく

そして











「うェーい」

「!?」




何故か顔の画風が変わった



「うェーいうェーい」

「え、ちょっと…」

そして、アホ顔になった彼は親指をグッと立てて近付いてくる

「うェ!」

「ええ?」


何がどうなってるのだろう


彼は突然、頭の働きがショートしたように動き出した




「気にするな充希、それはそいつの個性の弱点だ」

「は、はぁ……」

相澤先生が説明してくれるが、やはり頭は追い付かない


(頭おかしくなる弱点って、なに……?)


ほんとそれ。






続いて金髪の子も隙を見て攻撃しようとしてくるが、易々と個性を抹消されてしまう



「……………」

「なんだ、退屈か?」

「そりゃそうでしょう、誰も助けてくれないんですから」

「そうだろうな……」

「………」


やはり相澤先生は分かっていた
なぜ皆がああいった行動を取るのか


(まあ、まだまだヒーローの卵みたいな感じだもんね)



/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp