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Sogni d'oro/GIOGIO Parte5

第1章 散歩道/プロシュート


それを見たプロシュートが、若干ため息混じりに頭を抱える。


「えっとー、とりあえずこのジャケットを脱いで──コレ着て! それとボトムスはこれかな? 後は足元も公園に革靴じゃあちょっと……あっ、スニーカー……これがいい! よしっ、とりあえず着替えてきて!……そうそう、髪型も硬過ぎだから……もっとラフに下ろしてみたら? それかハーフアップとか? とりあえず、よろしく!」


スタイリストさながらにテキパキと指示を出し、最後にニコリと笑顔で締めくくる。
プロシュートは『何で俺が……』と、ぼやきながらも奥へと着替えにいく。
そうこうしている内に、ペッシが戻ってきた。


「ただいま〜! たくさん釣れたからみんなに持ってきた……よ?」


ペッシもまたプロシュートと同じくリゾットに呼び出しをくらっていた。しかし、釣りが終わってからでいいと言われていたので、悠長に土産を持ってやって来たのだ。
しかしガランとしたアジトにいるのは、ナマエだけ──
今日は休みのはずなのに……? と、ペッシが疑問に感じる。


「あっ、ペッシお帰り〜! 何か釣れた?」
「うん! ……ところで兄貴は? リーダーから呼び出されてるはずなんだけど──」
「うん、いるよ〜。でも今ちょっと着替えてもらってるの」
「着替えてる……? 何で?」
「それはねぇ……あっ、来たきた──」


リビングにやって来たプロシュートは、パーカーにデニムという王道コーデに身を包んでいる。
普段とはガラリと違う服装に、ペッシが目を丸くする。


「あ、兄貴……? 本当に兄貴なんですかィ⁉︎ すごく似合ってますゼィ! やっぱりプロシュート兄貴は、何を着ても様になりますねィ!」


ペッシが褒めまくる傍らで、ナマエもまた、思いの外似合っている装いに目を見張る。
『何を着ても様になる』という、ペッシの言葉はごもっともだとナマエは思う。
それはきっと素材がいいからだろう…… 例え着るものを変えたところで、プロシュートが目立つと言う事実は変わらない──


「ところでさ……何で、フード被ってんの?」
「あ? 別にいいだろ……」
「え〜、ちゃんと見せてよ〜」


ナマエが悪戯にフードを取っ払う。
現れた髪型は、指示通りラフに崩してあった。
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