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Sogni d'oro/GIOGIO Parte5

第1章 散歩道/プロシュート


そんなプロシュートの足癖の悪さには、ナマエももう慣れっ子だ。


「何〜? この後どこぞのBella(美人)とデートなのかしら〜?」


ナマエが口を尖らせながら言い放つ。
そして半ば諦めたように立ち上がると、プロシュートに背を向けた。


「もういい……じゃあ、1人で行ってくる……」


わざとらしく肩を落としてポツリと呟くと、玄関の方へと向かった。
チッ……と舌打ちが聞こえたかと思うと、プロシュートがため息を1つ──それから口を開く。


「ちょっと、待て……」


呼び止められたナマエがピタリと足を止める──しかし、振り返ることはしない。


「何……?」
「別にデートの予定なんざねーよ! まぁ、お前がどーしてもっつーんなら……付き合ってやらなくもねーが──」


その言葉を聞いたナマエが、ニヤリと口角を上げ小さくガッツポーズをとる。実はさっきの口振りは、まさしく演技だったのだ。
もしかしたら、引き止めてくれないかもしれない……だが、基本的に面倒見の良いプロシュートの事だ。放って置けない性分なのは、ペッシと一緒の様子を見るからに明らか。だから、賭けに出たのだ。やっぱり今日はツイている──


「本当……?」


ここでようやくナマエが振り返る。
満面の笑みを浮かべている様子に、プロシュートは些か騙された感が否めなかった。
それでも──


「あぁ……」
「じゃあ、さっそく準備しなきゃね!」
「あ? 準備って何だよ……?」


意気揚々としたナマエは切り替えが早いと言うか何というか……やっぱり騙されたとプロシュートは確信する。
分かっていながらも、なぜかこうして付き合ってしまうのは──


「だってさ、公園行くのにその格好じゃあ……ねぇ……」
「それはどーゆー意味だ、オメーはよォ……?」
「ちょっと決まり過ぎてるっていうか──暗殺者じゃなくても目立つよね……もっとカジュアルな服持ってないの? 例えば……パーカーとか?」
「あ? んなもん持ってねーよ」
「ん〜……あっ、そう言えば、ここにみんなの着替えあるじゃん! 確か…… パーカーはギアッチョが持ってたはず! ちょっと待っててッ──」


おもむろに奥へと消えたナマエが、何やらごちゃごちゃと持って戻ってきた。
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