第1章 再会
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そろそろ本日の終業時刻に近づいてきた。
…にも関わず、仕事は一向に減らないのは何故だろうか。
「…すみれー、終わりそう…?」
ジョニーに声をかけられるも、手を止めることはできない。
「待って…まだこの数式が解けないの…
タップは?余裕があれば手伝って…」
「いやいや無理だから!手放せないから!
ジョニー、今は倒れても運んでやれないぞ…」
「お前ら3人、もう上がれ!」
リーバーが屍になりつつある3人に、ピシャッと声を上げる。
「う〜ん う〜ん」
「もう少し…あとちょっと…」
「リナリーのコーヒーが恋しい…」
彼らのうめき声にリーバーはどうしたもんか、と額に手を当てた。その時、
ヴーーーヴーーーー
研究室にけたたましい音が鳴り響いた。
「何だ?!」
「緊急事態か?」
その場にいる全員が驚き席を立つ。
研究室にいるゴーレム達も飛び回っている。
『総務より報告。
今現在、エクソシストとファインダー部隊が帰還。
帰還するもーーーーー
死者 多数 』
私達は帰還した仲間のいる広場へ駆け出した。