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49番目のあなた【D.Gray-man】

第2章  再び




(こんなんじゃ、駄目さ)


気持ちを落ち着かせるために、コムイの話に耳を傾ける。

あ、俺とじじいは同じ部屋なのね。
今までもそうだったしなー

しかも二段ベッド…俺は上がいいさー

そんなことを考えながら歩を進める。
白衣の奴らも多いなあと思いながら教団関係者とすれ違っていく。
エクソシストとやらの入団は稀らしい。
チラホラ視線を感じる。

気持ちも落ち着いて、いつも通りの調子にーーーー








「ーーーーーディック」


二度と聞くことはなかったはずの、

捨てた名を呼ばれた。



ドクンと、心臓が跳ね上がった。

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