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【ヒロアカ】幸せな恋の諦め方【轟焦凍】

第11章 逃走と真実【原作編(合宿/神野)】



※轟視点。

変装して、八百万の追跡場所を追っていた俺たちは、ヒーローたちの参戦を目撃した。ヴィランの動きに対して対策をしてきたのだろう。避難民への安全、ヴィランの確保が次々と行われていく。

その光景に安心したほかのメンバーはこの場所を去るようにと声をかけていたが、正直まだ不安が残っていた。

一条。

アイツの安否が確認されていない。

これに関しては俺個人の問題なのかもしれないが、

アイツの安否が確認されるのが目に見えない今、すぐここを離れる事ができず、迷いが晴れないときだった。


「すまない虎。前々からいい個性だと…丁度いいからもらうことにしたんだ。こんな身体になってからストックも随分と減ってしまってね」
「止まれ!動くな!」
「ちょっベストジーニストさん!もし民間人だったら…」
「状況を考えろ!その一瞬の迷いが現場を左右する。ヴィランには何もさせるな!」
「おっとおっと、僕はともかく一般人もいるのに酷い扱いだね。」
「安心しろ。お前が抱えている子供は別の場所に移動させた。」


一瞬の出来事がその場で起こっていた。
一体、何が起きた?

「まあ、その子には今日は用済みだし、いいか。」
「色々聞き出したい所だが、大人しくしていろ」

ヒーロとヴィランのやり取り。

その会話の内容が一瞬頭に入ってこないような出来事が目に前に広がっていた。

ジーニストの個性で、ヴィランを捕まえるのと同時に、抱えられていた女性は別の場所に移動させられていた。

その、女性について、俺はよく知っていた。


(‥‥一条…っ?!)


見間違うはずがない。
眼をつぶって気を失っているようだったが、間違いなくアイツだった。

「待って、あれって、一条さん…?!」
「どうして、一条君がここに」

一緒にいる他の生徒達も少なからず動揺していた。俺は早くアイツの元へ駆け出したかった。

でも…

そう思うのも束の間、

目の前にいるヒーローがヴィランの個性による全員倒されていた。


「せっかく弔が自身で考え自身で導き始めたんだ。できれば邪魔はよしてほしかったな」


空気を圧倒するかの如く、存在するこのヴィラン。
遠い場所にいるにも関わらず、この威圧感。


「さて、やるか…」


そいつが、オールフォーワンである事に気づき、冷や汗が止まらなかった。

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