第1章 入学式ープロローグー
「うわぁああ!!」
「一年チームが勝ったぁ!!?」
(へぇ…)
感嘆の声を心の中で漏らす。
「黒子、お疲れ様!」
「ありがとうございます」
「流石、黒子だな~」
「そんな事ないですよ」
そして、部活が終了してマジバにてー
火神は俺と黒子を見てもの凄く嫌な顔をした。
「氷童はともかく…なんでまたいんだよ…」
「ボクが座ってる所にキミが来るんです、好きだからです、ここのバニラシェイク」
「どっか、違う席行けよ」
「いやです」
「仲いいと思われんだろうが…」
「だって先座ってたのボクと氷童さんですもん」
「まあまあ…」
苦笑いで二人を宥める。
(全く…仲がいいんだか悪いんだか…)
ブーッブーッ
するとスカートのポケットに入れていたケータイが鳴った。誰だ?と疑問に思いながら、ケータイを開く。その画面には…
「ゲッ…」
「どうしたんですか?」
火神から貰ったであろうハンバーガーを手にしながら不思議そうに黒子が聞いてきた。
「…いや、一日に30件もメールがくるのは…普通なのか?」
「いえ、普通じゃないです、異常です」