第1章 入学式ープロローグー
「だ、だよなー…まあ、しょうがないか」
「なんだよ、誰からそんなメールくるんだよ」
火神が不思議そうに聞いてきた。そりゃあ、普通気になるわな。
「氷童さんはき…ムグッ」
「あはは~黒子君、ハンバーガーさっさと食べたらどうだー?」
黒子が火神に俺が黄瀬と付き合っている事を喋りそうだったので慌ててハンバーガーを無理矢理黒子の口に押し込んだ。
「おい…黒子が死にそうだぞ」
「あ…」
黒子から手を離し、黒子に謝る。
「わ、悪い!」
「氷童さん、僕を殺す気ですか?」
怒気をはらんだ口調で言われ、冷や汗をかく。
「別に殺す気はないわ!黒子があの事を口にしようとしたから」
「それは謝りますけど、無理矢理、ハンバーガーを口に突っ込む事ないじゃないですか」
「うっ…それはだな、咄嗟にだ」
すると今まで沈黙していた火神が口を開いた。
「あのさ…全く話についていけねーんだけど?」