第1章 入学式ープロローグー
「がっ…!?」
火神は呆然と床に手をつく。
「これが…『キセキの世代』…黒子、オマエの友達スゴすぎねぇ!?」
「…あんな人知りません」
「へ?」
黒子も予想以上の黄瀬の強さに今までの考えを振り払った。
「正直さっきまでボクも甘いことを考えてました、でも…数ヵ月会ってないだけなのに…彼は…」
「予想を遥かに越える早さで成長してた訳だ」
「氷童さんは知ってたんですか?」
「少しだけだが、練習試合を見てな」
その後、黄瀬は黒子に海常に来いと誘ったが黒子は「キセキの世代」を倒すということを黄瀬に伝えた。今までにない返答に黄瀬も戸惑っていた。
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「おおー広ーやっぱ運動部に力入れてるトコは違うねー」
海常との練習試合当日。俺達は今、海常高校に来ていた。
「火神…いつにも増して目付き悪いな…」
「るせーちょっとテンション上がりすぎて寝れなかっただけだ」
「遠足前の小学生かよっ」
朝から火神に突っ込みを入れる始末に。
「どもっス、今日は皆さんよろしくっス」
そこに例の黄瀬がやってきた。
「椿っちー今日はかっこいいとこ見せるっスからきた((」
「先輩、俺が体育館まで案内しますよ」
「俺、スルー!!?」
黄瀬をスルーして体育館まで俺が案内する。海常高校には一度来ている。場所も覚えている。