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【R18】Querer【創作BL】

第7章 前の会社





気兼ねなく湊と呼べるようになったが、

それを知った部下も
もっと親しみを込めてと申し出てきたが、
ほぼ苗字でイメージが完成して
しまっている部下たち。



今さら感があり、サラッと断った。





午後の会議が終わって部屋に戻ると、

顔を引きつらせた安村が小走りで
目の前に立った。





「主任!!
ちょっと、だいぶ大変なことがッ!!」


「社内で走るな。
ちょっととだいぶって、何があった?」


「め、メール!メール見てください!!」


「?」





走らないように早足で自分の席に戻り、
メール画面を開く。

部下たちは全員曇った顔。










だが、

いつも姿勢を正している1人…



湊の姿がどこにもなかった。















「これは…」








送り先不明の匿名メールには、

大きく太い書体で

痛烈な言葉が並んでいたのだった。


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