第6章 嫁と息子
薄暗い明かりの下で
何度も重ねた肌に口づけ、
感度良く身をよじらせる千恵美。
「ねえ…、武明…」
「ん?」
「二人目…ほしくない?」
時折、嫁は二人目を欲しがる。
だが俺は…。
「佑都がいるから良いだろ。
…ちゃんと付けてんのに、
妊娠させちまう可能性もあるわけだし」
「そう、ね…」
「挿入れるぞ」
避妊具を装着して、
嫁の膣口にそれを食い込ませる。
俺は、一度たりとも
嫁とは装着なしで繋がったことはない。
それは複数関係を持っていた
大学のときも、
そこそこ関係を持っていた
高校のときも、
ハジメてされたとき以外は、
膣内射精なんてしたことはない。
徹底的に予防する理由が、俺にはあった。