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【R18】Querer【創作BL】

第5章 髪





それから角も
だんだん雰囲気に慣れてきて、

一人で撮れるようになった。



その様子を見ながら水を飲んでいると、





「アキ。
写真撮ってる最中、
湊くんのこと口説いてたろ~?」


「聞こえてた?」


「ホントおまえって、たらしだよな~」


「仕事ができる、って言ってくれ」


「えへ。そうとも言う」





少なくとも俺の言葉で、
人前で写真を撮られることに慣れたのは
俺のおかげ、だと思ってほしい。



これもまた、承認欲求。



横に立ったユウは撮り終えた写真を褒めてくれ、
俺も心も気分も満たされていく。

やはり持つべきものは「友」だ。





最後にヘアスタイルを担当した
ユウとも一緒に写真を撮り、

ぶざけあった写真は載せないで、
角の承諾も改めて得てから
ユウはSNSに投稿した。



ユウはまだ仕事があり、

角と二人で美容室を後にした。


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