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【R18】Querer【創作BL】

第5章 髪





街中を少し歩き進めると。





「あの、主任っ!
本日は本当に、
ありがとうございましたっ」


「おう。
最後は楽しそうにやれてたみたいで良かった」


「何もかも…牛垣主任のおかげです。

それであの…
この後、ご予定とかってありますか?」


「予定って程じゃないが、
ちょっと身体動かしてから、
家帰って夕飯食おうって思ってたが…。

俺とデートしたかった?」


「えっ、いやっ、そのっ」


「はは、テンパり過ぎ」





打ち解けた雰囲気があって、
口にして見たら期待通りの
嬉しい反応を見せてくれる。





「角は部活入ってたのか?」


「いえ、帰宅部です…。
主任はなにかやられてたんですか?」


「小中はドッジボール部で、
高校は応援団の長ランに魅力を感じて、
2年のときに応援団長もやってた」


「へえ~!格好良い…」





子どもなら誰でもやったことがあるドッジボール。

学ランみたら男の血が騒ぎ出す憧れ。


職場ではクールに振舞っているから、
大抵は意外だと驚かれるのだ。





一緒に汗掻くかと誘ったが
角に振られてしまい、

その場で別れたのであった。


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