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【R18】Querer【創作BL】

第5章 髪





肉料理を待つ間、
角から疑問を投げつけられた。





「牛垣主任は…その、
部下が風邪を引いたら…、
いつも看病しに行ってるんですか?」



「いや?ただ単に、
角が心配だったんだ」



「えっ…?」



「俺のこと、
最初は冷徹人間だと思われてたように、
俺はおまえのことを暗い奴だと思っていた。

近くに身内もいない、
看病してくれる人間もいない、
そうだと聞いたから
心配になるのが当然だろう?」





俺はなにも間違ったことを言っちゃいない。


優しくされるのが慣れていないのか、
角はほんのり頬を染め上げる。





「仕事を早く切り上げさせ、
使えない奴だと聞こえたのなら見当違いだ。

俺は扱く価値があると思ったから
厳しくも優しくもするし、
おまえのことが知りたいし話がしたいんだ」


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