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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱







「これが俺の息子、
佑都だ」





携帯に保存された写真を、
ベッドの上にいる角に見せてやる。





「今年で6歳、でしたっけ。
ってことは来年…」


「小学1年生だな。
子供の成長というのは早いものだ」





佑都が生まれて、早6年が経とうとしている。

成長過程を懐かしむように
語っていると…










「主任って…、最初見たとき、
冷たい人かと思ったんですけど…。

仕事できて…部下想いですし…、
奥さんも、息子さんも大事にされていて、
本当に、出来た人だなって…尊敬します」










視線を落として薄らと微笑み、

角の心の内を

ほんのわずかだけ聞けたような気がした。


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