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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





俺がそう尋ねると、





「ああいえ…。
…会社で…、先週の飲み会の話しのときに、
主任が、子どもに絵を、
描いてもらったとか何とか…」


「あぁ…あれか」





つい先週の話し。

角は部下と混じって話をせず、
ずっと席に座って仕事をしていたから
聞いてないんだと思っていた。


あの時の視線は…、

そういうことだったのか。





「おまえは行ったのか?
その時の飲み会に」


「いえ…。俺…、
賑やかな場所、苦手で…」


「そうか。
…息子の写真、見せてやろうか?」





そう言いつつ、
手は携帯画面を操作する。



あの時の飲み会には、
角は参加していなかった。

暗い外見の通り、
賑やかでワイワイする行事が苦手だと。





なるほどな。


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