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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





体温計で測ったら、
昼間あった高熱から微熱にまで落ち着いて

ひとまずは安心する。





「ほかに食いたいもんあるか?
ゼリー…、ヨーグルトもあるぞ?」


「あの…」


「なんだ?」





口をもごもごさせており、
一呼吸置いてから角は続きを口にした。





「こんなに遅くまで…。
奥さんに、
心配されないんですか?」


「遅くなるからと伝えたから何も問題ない。
ほかに何かあるのか?」


「い、いえ…、別に…。
主任に…
小さい息子さんもいるって、
聞いたから…」





小さな子どもがいるから、
遅い時間帯まで家に帰らないのは
心配される要素だというのか。


それより、
意外だったのが…





「おまえに、息子がいると俺は話したか?」





歓迎会のときに誰かから聞かされたのだろうか。

まさか、
本人から俺の情報を聞き出すとも思えんが。


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