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【R18】Querer【創作BL】

第28章 職場キス





長瀬は副部長の息子だ。
必ず副部長の耳に入るだろう。

そもそも長瀬に恋をする時点で
間違ってた。

続きを望んじゃいけなかった。






やっと、見つけたと思ったのに。





「…、…」





口を開いても言葉が出ない。

声が出てこない。

喉が絞られて、
首を絞められてるみたいに。





「どうなんだ、角。
黙っていちゃあ分からんだろう」





課長は俺ばかり名指ししてくる。
きっとそれだけひどい顔してるんだ。



…でも、
俺は良いけど

長瀬はヤバいんじゃないだろうか。





副部長の息子という肩書き。

男とのうわさ。

会社にも居づらくなって
父親にも迷惑かけて…
俺なんかより、
ずっと…。





「あっ…あの、
この話しは…他の、人達には…」



「それはなんとも言えないな。
ただ、名前も性別も教えられないが
このことを密告したうちの社員は、
周りに言い触らすような
人格者ではない。

…角。事実を認めるんだな?」



「……っは、い…」





給湯室でキスしていたところを
誰かに目撃された。



しかもかなりディープなのをしてたから
事実をうやむやになんか

できるはずもなかった。


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