• テキストサイズ

【R18】Querer【創作BL】

第26章 友達





その後も長瀬は
変わらぬ友達として過ごしてくれた。

それから間もなくして
長瀬の住む
タワーマンションに
はじめてお邪魔することになった。





「おお、いらっしゃい。
よく来たな~」


「お邪魔します…」





天井突き抜ける
高いエントランスからエレベーターをあがり、
たどり着いた長瀬の住処。

出迎えられた部屋の家具も
磨かれたようにキラキラしていて、
すべてが高級品に見えてしまう。





「ここがトイレな。
それからここは秘密の部屋だから
開けるなよ~。
俺の幸福が逃げていっちゃうから」


「うん。わかった」





秘密の部屋には特別興味はなかった。
誰にだってみられなくないものが
一つや二つあるだろうし。

ただ単に至るところに
圧倒されている影響もあった。

リビングルームにつくと
景色が一望できる
開放的な窓が広がっていた。





「きれい…。ホテルみたいだ」


「湊の実家は一軒家?」


「あぁうん。そうだよ」


「ペットとか動物飼ってた?」


「ううん。
親がアレルギー持ちだったから。
長瀬の家は犬とか猫、飼っていたのか?」


「ポメラニアン1匹とマンチカン3匹をね。
すっげー可愛いんだけど写真みる?」


「あ、見たいかも」





長瀬はちょっと待っててと言って、
フォトアルバムを持ってくる。

そこには犬や猫の写真だけでなく、
目や鼻立ちもハッキリしていて
ちょっとぷくっりとした
小さい頃の
長瀬が映っているものもあった。


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp