第25章 一度だけ *
呼吸を整えていると
ぎしっとベッドが軋み、
照明を遮るように影ができる。
「せ、んせ…?」
押し倒されていく身体。
勃ち上がったモノをぶら下げて、
先程まで自分の指が入っていた下の穴に
擦り合わせてきた。
「はあ~…嬉しいだろ角。
先生とはじめてのSEXできるんだ」
「あ、せ…んせぇ…っ」
「ちゃんとコンドームを嵌めたからな。
中出しはしてやれないけど、
おまえがずっと欲しがってた
先生の男のちんぽだぞ」
「っ、…ア…ッ」
先生の宛がったモノは
つぷっと挿し込むようにスムーズに収まり、
正常位のまま腰を振ってきた。
「あー締まる。
これがっ、男のアナルか…!
なるほど…悪くない…ッ」
「っあ、ああ。…せん、せ、はやッ」
「どうだ?嬉しいだろ角。
先生の突っ込まれて嬉しいだろう!?
ああ、もっと悦ぶんだ…ッ」
「ううっ…!」
ガツガツと先生は腰を打ち付けてくる。
肉同士が弾くようにぶつかる音。
舌を出したら
噛み千切ってしまいそうなほど、
上下が揺れるたびにギシギシと軋む。
「あぁ……ぅぐっ」
大好きな先生と身体を密着させて
嬉しかったけれど…
気持ち良さとは少し
かけ離れたものだった。