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【R18】Querer【創作BL】

第23章 先生





自宅に帰る前に喉が渇いて
自販機の前で飲み物を選んでいると、

先程まで
仲良さそうに生徒と話していた
橋爪先生がやって来た。





「角はいつもボーっとしているよな。
ジュース選ぶよりも
悩みとかあるんじゃないの?」


「…ないですよ。別に普通です」


「普通ってことないだろう。
角はいつもここまでチャリで来ているの?」


「いえ」





先生を囲んでいた生徒たちの姿はない。

一体どこへ行ってしまったのだろうか。





「人と話すの苦手?
それとも僕が先生だから…」


「いえ…。
ただ何となく…ほかの子いないなって」


「あー言われていれば。
僕、嫌われちゃったかな~」





なんで俺なんかに話し掛けてくるんだろう。

目を付けられないように
頑張ってたのに。



ただでさえ目つきが悪いから
些細なことで批難されるんじゃないかって、
いつも他人から
話をかけられるのが苦手だったりした。


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