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【R18】Querer【創作BL】

第19章 戻りたい





球技大会が近くなってきたため、
授業内容は自由になった。



人数分けはもう終わってるから
俺とユウ、
経験者のタケはバスケットボール。

大介は別クラスなので
フットサルで全学年を負かしてやると
気合いを入れていた。





「カウンター!!戻れ戻れぇ!!」


「ユウ!!」


「はいっ」





全力ダッシュで相手コートに戻り、
ユウからもらったボールを
ドリブルして突き進む。

レイアップでも良かったんだが
ドラマの役柄で
ちょうどバスケの練習をしていた今日この頃。



なんだか跳べる気がして
体を宙に浮かし、
リングに向かって直接、
ボールを叩き込むことに成功する。





「うおおおおッ、マジかよッ!!!」


「なんでも出来んなっお前!!
あっ。
勢い余ってお前って言っちゃったっ」


「うえーい!決まったー」


「ダンクとか格好良すぎんだろォ!!!」





ダンクシュートで盛り上がる一向。

軽快に仲間とハイタッチをして、
パスをくれたユウともハイタッチを交わす。





「ナイスパスっ!」


「漫画見てるみたいだった!
キャーってなっちゃったっ!!」


「ははっ。
成功率まだ半々だから
本番では封印するけどな」


「くそう!!
バスケなら俺の見せどころだと思ったのにぃ!
さてはアキ、バスケ経験者だな!?」


「タケゾー僻むな僻むな」





運動神経とセンスの良さを見せつけ、
キラキラした目を向けてくれる
ユウに満足して

緩んだ頬が緩みきる前に
手を押し当てて元に戻したのであった。


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