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【R18】Querer【創作BL】

第19章 戻りたい





出会いはあるけど
惹かれるっていう症状は全く現れない。

この世に一目惚れだなんて
ロマンチックなことが
あり得るのだろうか。





「球技大会にドッジボールが無いなんて
…信じられん」


「男子はフットサルにバスケ、
女子はバレーにバトミントンか。

ドッジやったら絶対盛り上がるよな〜」


「よし。今から抗議しに行こうぜ!」


「悪あがきは寄せ。
昼休みだけで十分満足だ」





スポーツの秋。

体育祭も学校祭も終わってしまい、
次にやって来たのが球技大会。

中学の時にあった
ドッジボール大会というものが消え、
少々悲しさを感じつつ
体育館にいたほかのクラスメイトも交えて
球技大会の練習ではなく
ドッジボールに付き合ってくれる良い奴ら。





「うげ。また取りやがった!」


「お前このバカ!牛垣狙うなって。
ボールただでやってんのと同じだぞ!」


「だって打ち倒したいだろ!ふぎゃあッ」


「防御極振りだが
小中経験者の攻撃力なめんなよ」





見物客多数。

昼休みなのに大会レベルで盛り上がり、
次の体育の授業まで
十分過ぎるほど身体が温まっていった。


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