第19章 戻りたい

ユウにSEXしてた音を聞かれてしまい、
同時に慰めて
別れたところも聞かれてしまった。





「でも俺のやってるコト最低だろ。
性欲発散させる為だけに
女と付き合ってたとか」


「…ううん、
俺はアキが最低な男だとは思わないよ。

アキは身体だけ望んだ関係であっても
向き合って別れてあげた。
きちんと彼女をフォローをしていたし
男は愛情よりも性欲に走りがちだけど
アキが最低な男だとは思わないよ」


「…ユウ…」





嫌われたくない奴に
淫らな光景を晒してしまったが、
俺のことを責めないでいてくれる。

同じ男同士だからかもしれないけど
気持ちがそっと救われていく。










「…俺と、トモダチで居てくれる？」


「こんなことでダチやめるほど
俺は心狭くないよ。
ただバレないように気を付けてねっ！
それはイチバン、
アキも分かってることだと思うけどさ」


「ああ…。場所は考えなきゃな」





そう言って、またほかの女を探す。

学校、自宅、ホテル以外。





それでもやっぱり学校が手っ取り早くて、
射精する回数を減らしたり
別の方法で

人のぬくもりってヤツを探したのであった。