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【R18】Querer【創作BL】

第19章 戻りたい





ストーカーって奴は
色んな奴がいる。



監視してるだけとか
異常なお世話をするだとか
悪質なイタズラをするだとか
好意を寄せるひとの周囲を攻撃するだとか。

感情も想いも態度も…
可愛さがない、
イキ過ぎたキチガイ野郎だと思ってる。










「……以上です」





不快な記憶を呼び起こしながら表現し終え、
食いつき気味に
質問とか色々される。





「芸能界所属して1ヵ月半、
現役高校生か…。

特技にアクロバット、
トリッキングってあるけど
いま出来る?」



「身体作ってきたので出来ます!
…では、
初心者向けの足技だけやらせて頂きます」





ここで無理をして、
怪我のリスクを犯してまで
大技を披露する必要はないと踏む。



母の弟が実家で道場的なものを開いており、
長期休暇中は母の実家に行き、
よくその弟に遊んでもらっていたのだ。

武術は兄貴には全く歯が立たなかったが
兄貴以上にバネがあったから
誇らしくなって、
武術よりもアクロバット技や
トリッキング技を磨いたものだ。










ほかの仕事に繋がることを願いつつ、
全員の演技が終わって
この場で採用発表されることになる。

どうやらこの集められた少人数で
確定した話しだったようであり、
俺だけ特技披露をしたから

正直、落ちた…





と思っていたが
名前を呼ばれたのは俺だった。


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