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【R18】Querer【創作BL】

第19章 戻りたい





発売日当日。

コンビニの前を通ったが
素通りしてそのまま学校へ登校する。





先に知ったユウがうっかり話してしまったせいで
モデルの話しは学校中に忽ち広まった。

男性ファッション雑誌なのに
たった1ページの掲載だというのに
至るところの女子が
手にとって買ってくれていたことに驚く。





「うお~っ!載っている!!
しかも丸1ページに大きく!!
ここに載ってる奴がここにいるぅ!!!」


「朝っぱらからテンション高ぇ…」


「テンション高いに決まってるだろ!!
朝からアドレナリン出まくりだわ!!
ってか新人から丸1ページとかヤバくね!?

どうするどうするっ、
これブログに投稿するっ!!?」


「そうだな。宣伝しておくか」


「よっしゃあ!!
じゃあ俺写真撮る係~!!」


「それをいうならカメラマンな」





中身は見せられないから
俺の初デビューみてね、という感じで
写真を撮ってもらう。

次の目標は2ページ丸々使った
見開きってところか。





「いやしかし、見てる人は見てるな~。
学校の生徒だけじゃないでしょ
このアクセス数えぐっ。
今まで一般人だったんだよな!?
何でこんなに伸びてんの!?」


「知らん」


「所属して1ヵ月経ってないのにね。
コメントもそうだけど
読者登録数も
お昼になったら増えてそう」


「なあサインもらっていい?」


「ああ」





ファンがつけば握手や写真だけでなく
直筆サインを求められると思い、
マネージャーに相談。

前々から考えていたわけじゃないが
俺の苗字に動物が入ってるのをヒントに
サインペンで直筆サインを
さらっと書き上げていく。


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