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【R18】Querer【創作BL】

第19章 戻りたい





男二人でキッチンに並び、
ユウは赤色エプロンをつけて
俺は色違いの茶色エプロンをつける。



横にいるユウに目をやると
唇を緩ませて

こっちまで嬉しさが膨らんでくる。





「いい具合に焼けてきたな」


「少しだけ焼き目つけたいよね。
そろそろかな~」





その間に千切りキャベツを皿に盛り、
キュウリやトマトなども並べる。

そのほかに味噌汁やご飯を装い、
はじめて共同作業で作った
夕飯が完成した。





「いただきまーす。
…んっ!この千切りキャベツ、
シャキシャキしてお店の食べてるみたい!」


「特に何もしてないんだが
短時間冷水につけると
シャキシャキ感が増すんだよ。
時短でスライサーでやってもいいんだが
包丁で切った方が艶が増すしな」


「アキはもう千切りマスターだね!
こんなに美味しい千切りキャベツが
食べられたらもう十分だよ!」


「そうか?なら次はみじん切りだな。
みじん切りといったら…、餃子か?
作ったことある?」


「餃子いいねっ!
まだ試したことないかもっ」





二人で料理をする楽しさ。

それに学校では二人きりになることが
叶わないから
また約束した形ができて嬉しく思えた。


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