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【R18】Querer【創作BL】

第19章 戻りたい





でも、
ユウの家は父子家庭だったのか。

なんつーか意外。





「親父さんの帰りは遅いのか?」


「うーん…。
大体8時過ぎに帰ってくるかな。
早いときは6時頃だったけど
最近は遅い方が多いかも」


「じゃあいつも一人飯?」


「うん。料理作るの面白いし、
まだ慣れてないから
すごく時間掛かっちゃうけど」





そうか。

ユウはいつも
家で一人で食べていたのか。





「今晩、なに作るか決まってるのか?
実は俺も料理スキル上げてるんだ。
大学行ったら一人暮らししたくてさ」


「えっ、もう進路決めてるの!?」


「どこの会社ってのは決まってないけどな。
それなりにやりたいことあるし。
なあ、
さっそく今日ユウん家行ってもいい?
一緒に飯作ろうぜ」





親がいないのなら好都合。



英語も
料理も
ファッションも、
誰の邪魔もなく
ユウと一緒にいる口実が作れる。



家に人を入れる抵抗がないのならと
俺はグイグイ攻めたのであった。


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