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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





計測し終えた体温計をみると。





「帰れ。自宅療養を命じる」


「ええ、でも、
俺はまだ…」


「喋るな触るな安静にしてろ。
今日はここまでやってくれて十分だ。

あとは俺がやる」


「……、」





喋るな、ということを律儀に守っているのか。

何か言いたげなのは分かるが、
自己管理できていない本人が悪いのだ。





「そんなに働きたけりゃ、
風邪が治ったら扱き使ってやる。

今日はもう帰れ。

分かったな?」


「す…すぃません…」





俺の言ったことを理解したようで、
角はトボトボと帰っていく。



一人暮らし。

近くに頼れる身内もない…。





看病してくれる人間がいないということは、

恋仲は…いない、

ということだろうか。


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