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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





昼休みに入る時間、
俺は体温計を渡してその場で測らせる。





「あの…。なんでこんなに…」


「移されたくないからだ。
学校で教わらなかったか?」


「ああはい。そうですね…」





愛想のない返事を返され、
少しムカッとくる。





「実家から通っているのか?」


「いえ…、一人です」



「近くに頼れる人は?」


「……えっと」





「看病してくれる人間はいるのかと聞いている」





どうやら俺の言い方は、
こいつを混乱させることが多いらしい。


もう少し砕いて聞かなければ二度手間になる。


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