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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





翌日。

マスク姿の角が出社してきた。





「おい角。風邪か?」


「ちょっとした鼻水です。
薬飲んできたので大丈夫です」





今日は珍しく饒舌。

角の場合、
スラスラ話しているのは違和感しかない。





「熱は?」


「微熱です」


「何℃あった正直に言え。
マスクをしているからとはいえ、
他の奴らに迷惑がかかる」





鼻詰まりの声。

顔はマスクで半分以上隠れ、
赤いような気もする。





「37.2℃、です…」


「微熱だな…。
薬は何を飲んだ?」


「…市販の…」


「いつから微熱なんだ?
昨日は何も感じなかったが…。
夜からか?」


「はい…」





微熱と鼻水以外の症状を聞くと、
それ以外はないと教えてくれた。


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