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【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





結局、納得いく答えまで
たどり着かなかった。








「まあ、一番は気紛れでしょ。

…俺だって、
寝癖なおされたら恥ずかしいもん」


「ああそうだな。
ユウは見た目重視だからな」


「性格もちゃんと加味してます~」


「それはどーだか」





酔っぱらって顔が赤くなる親友。


ただの気紛れ。


そう考えるようになったら、
悩んでいたことが少しずつ晴れた気がする。





「顔赤い。
家まで着いて行くか?」


「だいじょーぶです。
タクシー乗ってかえりまーす」





飲み過ぎたユウは
足元がおぼつかなくなっている。


手配したタクシーに乗せ、





「ああ…。運転手さんに迷惑掛けんなよ。
じゃあな。おやすみ」


「まったね~」



へらっと垂れ目を下げて、
手を振ったままタクシーが走りだした。


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