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【R18】Querer【創作BL】

第17章 親友の涙





自分でも分かるほど口元がにやけて、
愛しさに惚けている。



思い出しては湊を抱きしめたくなる。


こんな気持ちになるのは初めてで、

つい湊のことになって
ペラペラと話し過ぎたと視線をあげると…










「……、…」










ユウが声を噛み殺して、涙を流していた。















「…ユ 「出てけよっ!!」


「あ?なんで、」


「いいから出てけっつってんだろッ!!!」










突然ユウが涙した。

ユウの名前を呼んで近付こうとすると、
赤司が阻んでくる。



こっちはこっちで噛みつきそうなほど
怒っていて、

俺はユウが泣いているなら
近くにいなければと
赤司の肩を押しやろうと力を込めた。


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