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【R18】Querer【創作BL】

第16章 清算





真正面切って話すことができて、
結果的に良かったと思う。



日の長い空でも…

だんだんと日が落ちていく空模様。





「それにしても驚いちゃった。
貴方が会って話したいだなんて…、
佑都のことだけじゃないでしょう?

ユウさんに言われたの?」


「いや…」


「……まさか。もう新しい人出来たの?」





歯切れの悪い返し方をすると、
ズバッと言い当ててきた。

ああとも平然と言えず、黙る。





「モテる男は違うわね…」


「いや、そうじゃない。
初めて…恋、したんだ…」


「え?…」


「二番目じゃない…本命の」





千恵美と付き合う前、
面倒事を増やしたくないから

ほかに付き合っている女がいるということは
聞きたいと言えばすべて話していた。





通称:二番目の女。





俺は恋を知らなかったから
本命の彼女として
付き合う気にはなれなかった。

けれど恋愛をして見たくて、
女を抱いてそれを確かめたくて、
自分がいいと思った選んだ女だけを傍に置いた。

もし、二番目の女が
他の男と関係を持つようなら
俺は構わず別れた。
流石にそれはなかったが。

相手がSEXしたいだけなら
俺じゃなくてもいいと思ったからだ。



なので二番目の女というのはセフレではない。



俗にいう結婚なしの一夫多妻制の側室
といったところか。


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