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【R18】Querer【創作BL】

第15章 帰る家







──…





月明りの部屋。



裸でベッドに横たわり

湊を真正面から抱き締めて
余韻に浸っていると…








「牛垣主任…、
一度ご自宅に帰られた方が
良いんじゃないですか?」


「…分かってはいるが…」


「もし早くご実家に帰っていたとして、
ポストのなか
郵便物や新聞紙がいっぱい詰まっていたら
近所の目とかつきますよ」





近所の問題か。

…確かに、それは考えただけで面倒臭い。





「…分かった。帰る」


「えっ、今ですか?
もう遅いですよ…」


「行動は早いに越したことないだろ。
今日も泊まったら
此処にずっと居座りそうだ。

…抱いたばっかで寂しい想いさせちまうけど、
きちんとケリ付けてくるよ」








ベッドから出て服に着替える。





湊は起き上がるのも気だるそうで

綺麗な額にキスを残し、



数週間ぶりに
自宅へ帰ったのであった。


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