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【R18】Querer【創作BL】

第15章 帰る家





それから数週間経っても
自分の家になかなか帰る気が起きなくて、

ユウの家に居座ったり、
湊の家で寝泊まりを繰り返す。





「湊。どっちの家に住みたいか決まった?」


「二人で3LDKも必要ですかね…。
家賃は少しこっちの方が高めですが
こっちの方が住みやすそうな
物件だと思ったんですけど」


「寝室、衣装、趣味でいいだろ。
デカいベッドいれたら圧迫感が出るんだ」


「主任はその、
ベッドのこと考えてますよね…常に」





恥じらうように頬を赤く染める湊。

たしかに同棲しようと言ったときも
ベッドベッド連呼しまくった気がするが。





「SEXもそうだが…、
俺が重要視したのは睡眠のほうだ。
快適でリラックスに寝たいだろう。

俺は至って真面目に話してたんだが

湊は体力ないのに
毎日俺とSEXしたいのか?ん?」





耳に触れそうなほど近付いて湊に問う。



ビクッと背筋を震わせ、

ゆっくりと振り向いた湊は
物欲しそうな目で見つめてくる。








「そんな顔されたら襲いたくなる」


「襲われたいです」


「っ…一丁前に誘いやがって…」


「ん…っ」








耳を執拗に攻め、
なだれ込むように深いところに唇を這わせ



裸で抱き合ったのであった。


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