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【R18】Querer【創作BL】

第12章 知らせ







「今日、DNAの結果が届いたんだ」





会社のカバンに手を突っ込み、
封筒を手に取る。





「ぁ…。佑都くんの、だよね」


「これ見てみろ」


「あ、……うん」





俺のイラついた顔をみて、
大方の見当はついているだろう。



ユウはおそるおそる封筒の中身を開き…閉じた。





「…で、ぷんすか怒って
家出てきちゃったの?」


「ああ」


「千恵美ちゃんの話し、
ちゃんと聞いてあげた?」


「嘘つきのいうことなんて
耳を貸すだけ無駄だろ」


「…でもさ。
千恵美ちゃんだって嘘の理由が…──」




「ユウもアイツの味方かよ!!
俺は何も悪いことしてねえだろ!?
俺はただ責任を取ってやったんだ!!

それなのに、なんで俺ばっかり…っ…」





話しを蒸し返されて腹が立つ。





どいつもこいつも

キチンと詮索しなかった
俺が悪いと言いたいのか?





長瀬の件にしろ、察してたんだ。





馬鹿だよな。

女のうつつに騙され続けて。

何度も聞いたのに。

好きでもない女に、まんまと騙されたんだ。


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